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東急不動産 高級志向の「サ高住」が人気に

2013.03.18 16:18

 総合デベロッパーが高齢者住宅市場に参入するケースが増えているが、業界の先陣を切って事業展開しているのが東急不動産(東京都渋谷区)だ。
 同社グループが開発・運営を行う高齢者向け住宅「グランクレールシリーズ」は、平成16年2月「グランクレールあざみ野」の開業を皮切りに、これまで自立型シニアレジデンスと介護型ケアレジデンスを展開。今年3月8日から入居者募集を開始した「グランクレール青葉台二丁目」で11カ所目となる。
 同施設は東急田園都市線「青葉台」駅から徒歩8分、地上4階地下2階建てで総戸数80戸のサービス付高齢者向け住宅だ。シニア事業参入から10年の間に培ってきたノウハウや利用者のニーズを生かし、継続的に安心・安全を提供する施設運営を目指している。例えば、医療面においては提携クリニックを併設すると共に聖マリアンナ医科大学病院や昭和大学藤が丘病院等と連携を図るほか、水道の使用時間や入浴時間が1時間を越えた場合にスタッフが安全確認を行う。さらに来年4月にはケアレジデンスの開設を予定しており、入居者の安心・安全に配慮したサポート体制を構築する。
 高級感あふれるレストラン、広大な大浴場、屋上庭園など、共用施設も充実している。




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