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パルコ 大阪ミナミに誕生する商業施設のオープン日が決定
2013.04.01 17:35
パルコ(東京都豊島区)は新たな事業モデルとして都心型中低層商業施設を展開するゼロゲート事業を行っており、その事業の一環で大阪市内の心斎橋と道頓堀にて開発を推進し、13日に「心斎橋ゼロゲート」、20日に「道頓堀ゼロゲート」の2棟の商業施設をオープンする。
全国でも有数の心斎橋筋商店街の北の入口に立地する、地上4階地下2階建ての「心斎橋ゼロゲート」は心斎橋パルコ(平成23年9月閉店)を建て替え、新たな商業施設として延床面積が約5500㎡と広々した売場空間に生まれ変わり、外壁のLEDライトがビルのシルエットを際立たせて時間の経過とともにその見え方が変化する予定だ。
また、観光スポットとしても名高い戎橋から至近に位置している、地上3階で延床面積が約3800㎡の「道頓堀ゼロゲート」は通りに面した大型LEDビジョンが旬のファッション情報を発信。エントランスには高さ10mの開放感ある吹き抜けを整備しているほか、ビルの前面に使用した透過性の高いガラスは躍動感のある空間を演出している。
それぞれの商業ビルにはテナントに一棟貸ししており、「心斎橋ゼロゲート」には国内最大級の売り場面積に大阪初の商品ラインアップが取り揃う「H&M」が出店。「道頓堀ゼロゲート」は関西初上陸の「FOREVER21」がフラッグシップショップを設け、大阪ミナミエリアの活性化と回遊性の向上に貢献することになる。