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LIXIL 電気を家電単位・部屋単位で見える化

2013.04.08 16:22

 LIXIL(東京都千代田区)は、LIXILのめざす「パッシブファースト」の考え方をさらに向上させる「アクティブ技術」を用い、住宅の電気、ガス、水道すべてのエネルギー使用量と、太陽光発電システムなどによる発電量、売電量を1台で「見える化」するLIXILのHEMS「みるる」を4月より発売開始した。 新しい「みるる」は、専用のタブレット端末と、無線通信技術を組み合わせることで、従来各機器を接続するための配線工事を最小限にし、新築はもちろんのこと、リフォームや既存住宅への後付けにも簡単に対応できるHEMSとなっている。
 また、電気の使用量メーター、発電量、売電量などのエネルギーを見える化するだけでなく、ガス、水道も専用の機器を用いることで、住宅のエネルギー全体を見える化することが可能。さらに、冷蔵庫やエアコン、テレビなど、最大29個の家電製品を個別に計測できるほか、部屋単位などの計測も可能となっている。
この商品は、エネルギー管理システム導入促進事業費補助金が支給される対象機器に登録されている。LIXILでは、今後も「パッシブファースト」の考えを中心に、省エネだけでなく、無理なく快適に過ごせる住宅づくりを目指していくという。




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