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国際ランド&ディベロップメント 国際ランドがベトナムに進出
2013.05.13 17:43
不動産開発や環境負荷低減技術を駆使した「グリーンプロパティ事業」などを行う国際ランド&ディベロップメント(東京都千代田区)が、ベトナム・ホーチミン市に子会社を設立した。
KOKUSAI LAND(VIETNAM)LIMITEDは、国際ランド&ディベロップメントがこれまで日本国内において培ってきたCM(コンストラクションマネジメント)業務やPM(プロパティマネジメント)業務の実績と、日本アジアグループ(東京都千代田区)を柱とする同社グループがもつ海外コンサルティング業務の実績とノウハウを生かした業務を展開する。具体的な業務はベトナムへ進出する日系企業に対するコンサルティング業務、CM業務、PM業務の3業務で、CM業務についてはすでに複数の実績を持っている。
東南アジア地域のなかでも特に成長性に注目が集まっているベトナムへは多くの日系企業が進出しつつある。同社ではホーチミン市に開設したオフィスにスタッフが常駐し、用地の選定から許認可事務、工事監理、施設運営管理業務から現地の商習慣に関するサポートまで各種サービスを提供していく。また同社では、ベトナムのみならず近隣諸国へ進出する企業へのサービスの提供も視野に入れており、東南アジア地域における不動産開発や不動産投資の今後の展開を見据えた調査も開始するという。
国際ランド&ディベロップメントでは「国内では少子化がすすむなか、今後はアジアの成長性をいかに取り込むかが日本の成長につながる」とし、今回の子会社設立を東南アジア進出への足がかりとしていく考えだ。