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NTTファシリティーズ 新開発拠点着工で安全祈願式 「時代を支える研究の場に」
2013.05.13 17:41
NTTファシリティーズ(東京都港区)は4月24日、東京都江東区新大橋ですすめている同社の研究開発拠点「Innovative Open―Link LAB.」の建築計画について、工事着工に向けた安全祈願祭を行った。
同施設は同社の将来的な研究開発を支えることを目的に建設されるもので、同社では「昨年12月に創立20周年を迎えた当社における、次の20年の事業を支える研究開発を加速させるための施設」と位置付けている。同社では施設の効果として「建物自体を研究開発材料とした新たな技術の創出」「実験環境を建物内に備えることによる研究開発活動の加速」「建物に自社技術を盛り込むことで、開発者がユーザー視点で改善を促進」「新たに設けるコラボレーション空間における外部技術の活用を推進」を挙げている。
また建物は膜放射空調方式を含めた潜熱・顕熱分離型空調システム、基礎杭からの地中熱・サーバー室の排熱を空調に積極的に利用する熱融通制御システム、蓄電池設備を備えた停電時対応可能な太陽光発電システム、ビル内の機器や電力使用を統合的に監視・制御する自社開発のBEMSなどの環境技術を導入。CASBEEはSランク、LEED認証はゴールドをの取得を予定しているという。建物は延床面積4341・51㎡、地上4階地下1階の鉄骨造。完成は来年4月を予定している。