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コミュニティコム 子育て支援の場を目指す
2013.05.13 17:34
昨年の12月、JR「大宮」駅前に立地する「銀座ビル」の7階にオープンしたコワーキングスペース「Office 7F(オフィスナナエフ)」。ここでは事務所スペース、会議室、打ち合わせスペース、交流スペースなどを共有しながら独立した仕事を行うことができる。
また、空間が個室ではなく「話せる図書館」のようなオープンスペースとなっているため、勉強会や交流会などのイベントを行うなど参加者同士のコミュニティ活動も頻繁に行われている。
オープン以来利用者の数が着実に伸びており、4月8日には合計で5000人を超えた。「利用者の皆さんが、ブログやフェイスブックなどで、『Office 7F』を紹介してくれることも多々あるんです。口コミで評判が広がっているので、嬉しくおもいます」と話すのは「Office 7F」の運営を行っているコミュニティコム(さいたま市大宮区)の代表取締役の星野邦敏氏。
さらに星野氏は設立当初から子育て支援を行いたいと考えていたという。そこで3月より託児所として一時利用できるような対策を行った。月1回、地域の託児所のスタッフが来て、子どもの面倒をみてくれるという。その時間を利用し、母親同士の交流会が行われるそうだ。子どものお小遣いについての勉強会などが行われたこともあるという。「現在は月1回のペースで行っていますが、好評であれば回数を増やしていきたいと考えています。少子化とは言われていますが、小学校のクラスが増えるなど周辺エリアは子どもが多い地域となっています。ママさんたちをフォローしたいという気持ちがありますので、対策を考えていきたいです」(星野氏)