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アスクル メディカル事業の東日本物流拠点を移設

2013.05.13 17:29

 アスクル(東京都江東区)は、一般医療用消耗品と医療材料のデリバリーサービスにおける東日本エリアの物流拠点「東日本メディカルセンター」を東京都江東区から東京都品川区に移転し、6日より稼働を開始した。
 東日本メディカルセンターは、トライネット・ロジスティクス(東京都中央区)が所有する「トライネット・ロジスティクス勝島1号倉庫」の地上6階建ての1階から3階部分を賃借するもので、アスクルのメディカル事業専用の物流施設となっている。
 アスクルは、「オフィス用品だけではなく医療用品もまとめてアスクルで購入できたら便利」という多くの医療従事者の声に応えるべく、平成16年1月にメディカル事業に参入。
 平成24年5月期におけるメディカル事業の売上高は76憶円まで成長し、同社が調べた結果、医療通販売上高1位となった。
 また、メディカル事業は、平成23年7月に専用ウェブサイト「アスクル メデトモ」をリリースし、同時にウェブでの取り扱い商材数を拡大したことも功を奏し、足元では二桁成長を継続しており、アスクルの成長を牽引する事業の一つとなっている。
 高齢化に伴う社会保障費の拡大や診療所・介護施設数の増加を受けて、メディカル事業が対象とする市場規模は今後もさらなる拡大が見込まれる。「流通革新を通じて医療介護に貢献する」という事業理念のもと、今回の新センター立ち上げにより、事業スピードを加速し、平成26年5月期において100億円を超える売上高を目指していく。




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