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GEキャピタルリアルエステート　カナダ年金基金と日本で協働投資

2013.05.13 17:21

　ＧＥキャピタルリアルエステート（ＧＥＣＲＥ・アメリカ）とカナダ年金制度投資委員会（カナダ・ＣＰＰＩＢ）は５月９日、東京都内の主要オフィスマーケットに所在するＡ～Ｂクラスの中規模オフィスビルを投資ターゲットとした共同投資プログラムを設立すると発表した。
　両社のエクイティは最大計４００億円で、ＧＥＣＲＥが５１％、ＣＰＰＩＢが４９％の割合で出資する。投資対象としては、インカムゲインを主とし一部でキャピタルゲインを狙うコア・プラス型の物件や、割安で取得しインカムゲインを得た後にキャピタルゲインを得るバリューアップ型物件としている。運用には日本ＧＥ（東京都港区）の不動産投資部門内のファイナンスやアセットマネジメント、リーシングに携わる部門があたる。
　ＣＰＰＩＢ不動産投資部門責任者のグリーム・イーディー氏は「本件は我々が東京に進出する好機であり、同時にアジアで不動産ポートフォリオ拡大していくという我々の戦略に合致したものです。日本での実績が豊富なＧＥＣＲＥとパートナーを組むことを嬉しく思います」と話している。
　ＧＥＣＲＥアジアのフランソワ・トラウシュ代表は「リスクに見合ったリターンが期待できる魅力的な物件のリソーシング活動を強化していきます」と話し、今後も日本における投資を強化していく姿勢を示した。