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バイオメンテック 足場を組まずに作業する無足場外壁工法 工費・工期を圧縮し大きなメリット享受

2013.05.20 17:41

 平成20年の建築基準法改正に伴い、外壁の全面調査が義務付けられ、さらに東日本大震災によって外壁タイルの剥落事例が急増。外壁タイルの浮き調査に対してオーナーの関心は非常に高まっている。
 しかし、従来どおりの外壁タイル調査の場合、仮設足場を組む必要があり、莫大な工期・工費が大きな負担となっていた。さらに、都心部に立地するビルの多くは、隣接するビルとの間隔が非常に狭く、足場を組むことは不可能。竣工以来、一度もメンテナンスをしていないというケースも多いという。
 そうした中、注目を集めているのが、足場を組まず外壁タイルの調査を行う「無足場外壁工法」だ。同工法は、屋上からロープを吊って外壁面に作業員が降りていき、専用の打診棒で外壁タイルの浮きやひずみを判断するもの。剥落の危険性の高い部分をピンポイントで調査できる他、幅70cm程度の間隔があればビルの側面も調査することが可能になる。また、足場を組まないため、建物の規模等によっては工費・工期が大幅に圧縮することも可能だ。
 外壁のバイオ洗剤「ケミクリーン」の製造販売をはじめ、外壁のメンテナンス事業を展開するバイオメンテック(東京都渋谷区)は、外壁清掃で培った無足場工法の技術を生かし、外壁タイルの調査・補修業務を展開。高い技術力を背景に、受注件数を大幅に伸ばしている。同社の代表取締役社長の佐藤正和氏は、無足場外壁工法のメリットをこう話す。
 「最大のメリットは工費の圧縮です。間口15m・5階建ての建物で外壁タイル調査を行った場合、足場ありに比べてコストは3分の1以下、工期は1日程度です」(佐藤氏) 
 梅雨の時期に突入する前でも施工可能だ。




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