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リニューアル技術開発協会 新規講座などを開講し人材育成に注力する
2013.06.03 11:54
リニューアル技術開発協会(東京都中央区)は、5月27日、第21回通常総会を古石場文化センターの大研修室にて開催した。その後、同協会のリニューアル技術教育部会の部会長である山田昌喜氏から、新規講座や同協会による会員施工現場の検査について案内されたほか、同協会の技術研究委員会の副委員長の木村章一氏が「取り残された専有部分~マンション給排水管改修工事の問題点」と題してセミナーを実施した。さらには、同協会の望月重美氏により、東日本大震災で甚大な被害を受けた岩手県陸前高田市で、同協会が取り組んだボランティア活動に参加した会員に対して感謝状の贈呈が行われた。その他にも、同協会の事務局から会員アンケートやホームページ・Facebookによる広報活動が紹介された。
なお、総会終了後、懇親会を同会場において催され、冒頭に同協会の名誉会長の須山清記氏が挨拶を述べた。
「マンションの大規模修繕工事を計画していても消費税により積立金が足らなくなってしまう問題が表面化しております。消費税が増税になる前に駆け込み工事の需要が増えていることを背景に、工事の単価が上昇しているなどの弊害が出始めているので、こうした負担が軽減されるような対策が必要になるではないかと思います」(名誉会長 須山 清記氏)
また、来賓の東洋大学理工学部建築学科の教授である浦江真人氏、建物診断設計事業協同組合の理事長である山口実氏の挨拶、乾杯の発声を受けて参加者同士による情報交換や名刺交換が行われ、用意された料理を楽しみながら、終始、和やかな雰囲気のまま閉幕した。