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東リ 質感にこだわったビニル床材など新発表
2013.07.08 16:30
東リ(兵庫県伊丹市)は、ビニル床材、カーペット、立面仕上げ材などの新商品を8月7日から発売する。
ビニル床材は、エンボス加工によるリアルな質感を表現した「ナチュラルサーフェイス」シリーズを中心に色柄を充実させた。ニーズの多い木目柄の「ロイヤルウッド」は、フローリングの加工跡や風化具合まで再現。石目柄・抽象柄の「ロイヤルストーン」、エンボス同調柄の「メルグラン」など計329アイテムをラインアップする。
ロールカーペットは「高級織りシリーズ」や「ウールシリーズ」、「ベーシックシリーズ」など全体を6カテゴリーに分け、用途やデザインなど特長を分かりやすくした。機能面ではタバコなどの臭いを消臭する「エアファイン」加工品をラインアップするほか、全品に防汚加工・防炎加工を施している。
壁面等の立面仕上げ材「リアルデコ」は不燃性の壁紙タイプ。新シリーズでは抽象柄と石目柄をラインアップに加えたほか、曲面にも施工可能な粘着剤付きのフィルムタイプ「ハーデック」も同時発売となる。新たにビニル床材「ロイヤルウッド」と同じ柄を採用し、統一感のあるコーディネートが可能となった。
また同社では、首都圏を中心に使用済みタイルカーペットの回収・リサイクルを開始する。同社が販売した「GAシリーズ」など裏面が塩ビ樹脂で構成されたものが対象で、回収後は新たなタイルカーペットの原材料としてリサイクルされる。
同社代表取締役社長の永嶋元博氏は「カーテンのリサイクルも昨年10月から始めたが、まだ実績がない。タイルカーペットのリサイクルとともに、改修業者とタイアップしながら実績を作っていきたい」と話した。カーペットとカーテンのリサイクルを手がけるのは同社が初といい、積極的に循環型社会の構築に取り組んでいく姿勢を示した。