週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

ほっとステーション 被災地でデイサービスを開業

2013.07.15 17:27

 ほっとステーション(東京都品川区)はリハビリ型デイサービス「LET’S倶楽部」のフランチャイズ展開を行なっている。全国で50施設以上の開業の実績があり、7月には宮城県石巻市に、「LET’S倶楽部 石巻大街道」(FC店)をオープンした。
 同施設の周辺は、東日本大震災の際、被害を受け、津波により、浸水してしまったエリアでもある。
 「『LET’S倶楽部 石巻大街道』のオーナーは、もともと石巻市内を中心にヘルスケア事業を展開していました。事業を通して、元気になっていく地域の人々をみて、『より多くの方を元気にしたい』と感じたそうです。そんな時、当社のリハビリ型デイサービスを知り、施設の見学会などに参加をしてもらいました。そして、この事業であれば、『仮設住宅などでふさぎ込んでいる被災した高齢者に元気になってもらえるのでは』と感じていただけ、今回の開業に至りました」(代表取締役 村田 和男氏)
 続けて村田氏は「デイサービスというのは、地域貢献につながる事業です。一つ一つの施設に思い入れがあり、開業後も全力でサポートをさせていただいております。今回は、オーナーが所有していた物件の1階を改装して開業しています。一度は津波の影響で、浸水した建物でもあります。それがデイサービスとして生まれ変わったことを嬉しく思っています」と述べている。  石巻市内では1号店となる今回の開業。この事業は『地域に根付いたサービスを提供する』ということが大切とのことで、同社によれば10km圏内で今後も開業していく予定だそうだ。




週刊不動産経営編集部  YouTube