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サンテックパワージャパン 出力と発電効率を向上させたモジュール 国内市場で販売拡大を目指し5つの新製品投入
2013.07.22 16:32
サンテックパワージャパン(東京都新宿区)は今月17日、日本の公共・産業市場での販売拡大を目指し、出力と変換効率を向上させた多結晶太陽光発電モジュールを今年10月から販売すると発表した。
同社が取り扱う公共・産業向け多結晶太陽光発電モジュールVシリーズは、世界累積出荷量が2GWを超え、ヨーロッパの太陽光発電所でも多数の導入実績を誇っている。同社の試験設備で実施している耐久性試験では国際基準より厳しい試験条件を課しており、風圧荷重ではIEC基準の約1・6倍にあたる3800Paを実現。さらにPID耐性を含む数々の第三者機関での試験にも合格しており、メガソーラーなどの大規模発電に最適な発電性能と耐久性を兼ね備え、過酷な設置環境でも長期にわたり安定した発電性能を発揮できるのが強みだ。
新たに発売を開始するモジュール「STP295―24/Ve」は公称最大出力が295Wで変換効率が15・2%を実現。先行モデル「STP290―24/Ve」と同じモジュールサイズで出力を5W向上させ、同じ設置面積でもより高い発電量を得られるようにあった。
同社では国内市場での販売拡大を目指し、住宅用、公共・産業用各分野に向けて5つの新製品を発表。住宅用には設置効率を高めるスリムサイズモジュールと、家庭でのエネルギーマネジメントへ用途を拡大するクラウド型HEMS・蓄電システムの3機種を展開。一方、産業用では、同製品とあわせて、低圧システム向けマルチストリング方式を採用した屋外型パワーコンディショナの2機種を展開する。