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三菱樹脂インフラテック 構築が容易な可搬式特殊堤防を販売開始

2013.07.22 16:21

 三菱樹脂インフラテック(東京都中央区)は、豪雨における河川の洪水による堤防の越水や、都市部の建物や地下への浸水を防ぐ可搬式特殊堤防「ダイヤレビー」を開発。17日より販売を開始した。同製品は基礎に立てた支柱の間に、軽量なプラスチックとステンレスのパネルをはめ込む方式のため、従来の土のうを積み上げる方式に比べて、短時間かつ容易に簡易の堤防を構築することができる。
 使用するパネルは塩化ビニル製の中空板とステンレス板を貼りあわせており、金属の剛性とプラスチックの軽量性を併せ持っている。パネルの重量は1枚あたり約8kg(高さ300mm×幅1500mm×厚み30mm)と軽量性を確保したため、土のうの積み上げ方式に比べて運搬が容易で、短時間で設置が可能となっている。強度面においても、水圧1トンの荷重に耐えられることが同社の独自試験により実証されている。また、パネルに止水ゴムを付けることで支柱や上下のパネルの間、基礎との水密性を高め、水漏れの量を低減することができる。さらに、耐久性に優れた材料を使用していることから、繰り返しの使用が可能となっている。

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