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ハプティック オフィスから住宅へコンバージョン
2013.08.05 15:16
オフィスから住宅へコンバージョンしたビルが話題となっている。
「TOMOS日本橋人形町」は築25年のもとオフィスビル。4駅3路線が利用可能でどの駅へも約5分という好立地だが、近隣のオフィスビルでは空室も目立つ。同ビルでは1~2階は従来どおりのオフィスとし、7階建ての3~7階を住宅へとコンバージョンした。1フロアは約85㎡で各フロア1室。工事全体の事業費は約6000万円で、そのうち住宅の内装部分が3000万円、事期間は3カ月となっている。
今回のコンバージョンを手がけたハプティック(東京都渋谷区)では空室に悩む中小ビルのソリューションとして位置付けており、今後も年間10棟の施工を目指すとしている。また間取りやデザインに関してはインテリアショップの「イデー」が監修し、他物件との差別化をはかっている点も特徴。3階は大きなリビングを中心としたつくりで、SOHOへの転用も可能。4階以上は各室の位置と動線を意識した間取りとなっており、同社では「知育を念頭に家族間のコミュニケーションを考慮した」としている。
既存ビルストックの再構築が課題となるなか、興味深い物件だ。