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トヨタホーム/パナホーム/ミサワホーム 震災後、浦安市で初めての大型分譲プロジェクト
2013.08.12 16:37
トヨタホーム(名古屋市東区)、パナホーム(大阪府豊中市)、ミサワホーム(東京都新宿区)の3社は共同で、千葉県浦安市日の出地区においてスマートハウス分譲地「THE ISLES(ジ・アイルズ)」を開発し、11月から販売を開始する。また、発売に先立ち9月4日に浦安市で3社社長による記者会見と現地説明会が行われる。
浦安市は東日本大震災により大きな被害を受けたが、現在は「浦安環境共生都市コンソーシアム」で災害に強く環境に優しい街づくりが検討されているなど、「環境共生都市」への発展に向け様々な取り組みが行われている。「ジ・アイルズ」は震災後初めて浦安市内で実施される大型分譲で、開発面積は3万592・78㎡。街区内では震災時も液状化被害は出なかったものの、改めて道路を含め地盤を強固にする液状化対策工事「SAVEコンポーザー工法」が実施され、安心して住宅を建てられる土地に整備が実施された。また、街区には「自立型スマート防災集会所」を設置。防災品を備蓄するなどして災害時に備え、住民が安心して暮らせる130区画の街づくりが進められる。
3社によれば、今回の開発のコンセプトは「暮らせるスマートリゾートの島」。海辺に近く、街路にはヤシの木などの南国風の樹木が連なり、リゾート地にいるような日常生活を演出。近隣にはショッピングセンターなどの商業施設や医療施設が集積しているほか、デイキャンプが可能な総合公園もあり、充実したプライベートライフが提供されるとのことだ。