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富士通エフサス ICTを活用した新しいワークスタイルの提供を開始
2013.08.19 17:31
富士通エフサス(川崎市中原区)は、オフィスリニューアルにおける「ICTの効果的な利活用」に「快適なオフィス空間デザイン」を融合させた、新たなワークスタイルソリューション「FUJITSU Infrastructure System Integration オフィスまるごとイノベーション」の販売を開始した。このソリューションは、ICTの活用徹底により業務の効率化やコスト削減などを図るとともに、次世代のオフィス空間デザインにより、社員のモチベーション向上、取引先とのビジネス活性化、異業種・異文化交流を実現する。ソリューションの提供にあたっては、同社は内田洋行(東京都中央区)、イトーキ(大阪市城東区)、コクヨファニチャー(大阪市東成区)などと連携し、企画段階からクライアントの経営層、総務部門、現場部門をつなぎ、ワークスタイルビジョンを共創してオフィス構築を進めるとしている。
従来のオフィスリニューアルは、入居者数に応じたフロアのゾーニング、デスクの配置、ミーティングエリアの確保などが優先され、ワークスタイルを変えるタイミングを逃してしまうというケースが多かった。これに対し、同社はこれまでICTを機軸のネットワーク・セキュリティ・グループウェアなどを統合したコミュニケーション基盤、クライアントの現場業務を支える環境負荷低減や災害対策の提供など、安心・安全、スピーディな業務を可能とする新しいワークスタイルを数多く提案してきた。今回、大手オフィス家具メーカーと連携し、これらICTによる「場所にとらわれない働き方」を最先端の空間デザインと融合させることで、デスクのフリーアドレス化をベースに、カフェのように窓側に設置するハイカウンター席、パーティションを用いた個室ブース、落ち着いてミーティングができるレストランのようなボックスシート、ディスカッションを活発化するスタジオのようなミーティング専用フロア、どの壁面も活用できるホワイトボードなどで、人の動きを流動化させ、オフィス革新とワークスタイル確信を同時に推進することが可能となる。