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桐井製作所 国土交通省の告示を受けて天井脱落対策サイトを新設
2013.08.26 18:03
8月5日、国土交通省から「特定天井及び特定天井の構造耐力上安全な構造方法を定める件」(告示第771号)及びこれに関連する告示が公布されたのを受けて、耐震天井等の地震に強い内装資材を多数取り扱う桐井製作所(東京都千代田区)は同社ホームページに「天井脱落対策」サイトを新設した。
建築基準法施行例第39条において「(略)内装材(略)は、風圧並びに地震その他の震動及び衝撃によって脱落しないようにしなければならない」と規定されており、天井の脱落対策を講ずることが求められていたが、これまで詳細な基準は示されていなかった。しかし、東日本大震災によって体育館・音楽ホール等の多数の建築物において天井が脱落し、甚大な被害が各地で発生。こうした被害を踏まえて、国土交通省は建築物のさらなる安全性を確保するために建築基準法施行令(昭和25年政令第338号)及び関係省令並びに関係告示の制定・一部改正を実施することになった。
新たに国土交通省からの告示を受け、同社では新設するサイト内で、公布された告示の内容についての解説や、建物を建築する方、または所有・管理・占有する方へ向けて、告示に対して最適な天井脱落対策を選定するサポートとなる「告示対応ナビ」等の情報提供を行う。特にナビページでは、天井の検証ルートの選定に至るまでをフロー形式で確認でき、建物設計者だけでなく、ビルオーナーや管理担当者にも確認事項がわかりやすく解説されている。