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相鉄ビルマネジメント 2つの商業施設を一体化するリニューアル工事に着手
2013.09.02 16:38
相鉄グループの相鉄ビルマネジメント(横浜市西区)が運営するショッピングセンター「相鉄ジョイナス」と「ザ・ダイヤモンド」では8月26日、今後3年間に渡り両施設を一体化する全館リニューアル工事に着手した。
JR「横浜」駅西口に両施設は立地。「相鉄ジョイナス」は地上8階地下2階、売場面積が2万5119㎡の大規模商業施設である。一方、「ザ・ダイヤモンド」は地下1階に位置する、いわゆる地下ショッピングモールである。両施設は地下階で繋がっているが、これまでゾーニングや店舗配置等の施設運営をそれぞれ個別に行ってきた。しかし、近隣に競合となる商業施設が次々と開業していく中で、立地優位性や両施設合わせて3万5600㎡に及ぶ巨大な売場面積を有効活用して利用客の利便性を高めるため、両施設の一体化リニューアル工事を企画した。
コンセプトは「いつもを、ステキに、かえていく。」とし、両施設の地下1階エリアの一体改装を中心に「相鉄ジョイナス」の2、3、4階部分、「ザ・ダイヤモンド」全館を改装する。地下階では豊富な入館者数を生かし、食料品売り場を拡充するなど日常的に利用できる買い物空間を構築する。地上階ではファッションを中心にした買い物ゾーンを企画している。今回のリニューアル工事の着手と合わせ、両施設のロゴを統一し、ホームページやフロアガイド等も一体化した。
今秋には「相鉄ジョイナス」4階がヤングカジュアルフロアとして、県内初ブランド10店舗を含む約50店舗を集積してリニューアルオープンを予定しており、以降、平成28年夏までの3年間をかけて、売場をエリア分けして約20回にわたり順次リニューアルを実施するという。