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エネルギー・オプティマイザー 省エネ支援サイト「LED比較王」開設 LED導入のための選択基準を聞いた

2013.09.02 16:31

 一般ユーザーがLEDを選択する際、どのようなポイントに注意すべきか。 
 今年8月、企業向けの省エネ支援サイト「LED比較王」を立ち上げたエネルギー・オプティマイザー(東京都港区)の代表取締役、田川周作氏は次のように話す。
 「LEDの選択基準は次の4点に注意すべきです。『消費電力』、『有効電力の割合』、『設計寿命』、『保証』です」  LEDを導入する一番の理由は「消費電力」だ。一般的に従来型の40W蛍光灯と同等の照度を得るためには22WのLEDといわれている。しかし、同社が各メーカーのLEDを調査した結果、18WのLEDで40W蛍光灯と同等の照度を得られる製品が存在する。 また、「有効電力の割合」とは、いわゆる光効率のことだ。
   「光効率は各LEDで大きく異なり、効率が悪いLEDは使用電力の30%近くをロスしている場合もあります。単位は力率で表わされるので必ず確認が必要です」(田川氏)
 「設計寿命」に関しては交換コストを含めて製品選びをするべきだと、田川氏は指摘する。同氏によると、LED自体の寿命は長くても、1~2年程度で基盤が壊れるケースが多発しているという。結果的に余分な交換コストが発生する。さらに、安価なLED素子を使用している場合は劣化が早く、経年と共にかなり暗くなるケースもあるという。
 最後に「保証」に関しては、いまや保証がつかないLEDは選択するべきではないというのが田川氏の実感だ。
 「使用環境に理由をつけたり、販売店自体がなくなるケースもあります。標準的に2年間のメーカー保証が付いた製品を選択すべきです」(田川氏)
 同社では様々なLED製品の中から用途に応じたLEDを提案し、無料で電気代の削減コストシミュレーション、見積もり依頼、施工までトータルで提供している。




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