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森ビル 「アークヒルズ サウスタワー」が竣工 アークヒルズエリアの新たな「核」に
2013.09.09 17:03
森ビル(東京都港区)は4日、港区六本木1丁目にて開発を推進してきた複合ビル「アークヒルズ サウスタワー」が竣工したと発表した。このプロジェクトは「アークヒルズ」を中心とするアークヒルズエリアに位置する2棟のビル「六本木21森ビル」と「六本木25森ビル」を「アークヒルズ サウスタワー」として一体的に建替えるもの。同ビルが位置するアークヒルズエリアは、昭和61年の「アークヒルズ」竣工から四半世紀の歳月をかけ、環境性や文化性、国際性豊かな都市基盤を着実に育んできたエリアである。同ビルはそれらの環境を享受しながら、昨年夏に竣工した「アークヒルズ 仙石山森タワー」とともに、エリアにおける新たな核施設としての役割を担うことになる。
「アークヒルズ サウスタワー」の建物規模は地上20階地下3階塔屋1階。敷地面積は5846㎡、延床面積は5万5033㎡。建物は「アークヒルズ」の南側に位置し、東京メトロ南北線「六本木一丁目」駅に直結。1フロア面積約1900㎡の整形なオフィス、「食」を中心に新しいライフスタイルを提案する約15の店舗、超高層ビルとして都心部最大の屋上庭園などから構成される。最新技術を駆使した環境性能のほか、高い耐震性能や非常用発電設備を有し、BCPの需要を満たす最新鋭の設備を誇っている。
今回のプロジェクトは都市再生特別措置法にもとづく特定都市再生緊急整備地域に位置しており、高品質なオフィスビルの整備とともに、デッキや広場などによる歩行者の回遊性の向上、豊かな緑化空間の創出など、エリアの魅力向上に貢献する点が評価され、国土交通省の「民間都市再生事業計画」の認定を取得している。