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東急不動産 旧「銀座東芝ビル」跡地の再開発が始動 銀座の新たな顔となる大型商業施設誕生へ
2013.09.23 11:21
東急不動産(東京都渋谷区)は20日、東京都中央区銀座5丁目にて推進してきた都市型商業施設「(仮称)銀座5丁目プロジェクト」の新築工事に着手する。
計画地は日本の商業・文化をけん引する街・銀座の中心部である数寄屋橋交差点の一角に位置し、晴海通り・西銀座通り(外堀通り)・みゆき通り・数寄屋通りに囲まれた、敷地面積3700㎡を超える希少な敷地となっている。同社はこの計画地に東京メトロ「銀座」駅と地下コンコースで直結する良好なアクセス環境を備えた、最高高さ66m、地下2階から地上11階部分を店舗とする大型商業施設を建築する。計画建物の外観デザインは「光の器」という建築コンセプトのもと、伝統工芸である「江戸切子」をモチーフとしている。同社によれば、このコンセプトは多様な文化や人・モノ・コトを受け入れながら、新しい情報や文化を発信する「器」となるという今回のプロジェクトの想いを表現したという。
同社はこれまでに東京都世田谷区の「二子玉川ライズ・ショッピングセンター」などの大型開発物件や、東京都渋谷区の「東急プラザ 表参道原宿」をはじめとする「東急プラザ」シリーズなどの都市型商業施設の開発・運営を手掛けている。また、交通ターミナルである「渋谷」駅前の再開発事業なども控えており、今後も豊富な経験を生かして利用者に便利で親しみやすい商業施設の事業展開を図るとしている。