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国土交通省 先導的都市環境形成促進事業のモデル事業計画を策定
2013.10.21 14:15
国土交通省は、平成25年8月1日から8月30日まで募集していた「平成25年度先導的都市環境形成促進事業(エネルギー分野)」のモデル事業計画について、応募計画を審査した結果、赤坂一丁目地区市街地再開発組合による「赤坂一丁目 自立エネルギー型都市づくりプロジェクト」を採択したことを発表した。
今回応募結果が発表された「自立エネルギー型都市づくり推進事業」とは、「エネルギーの融通(建物間のエネルギー融通)、省エネ(建物の環境性能の向上)、創エネ(未利用・再生可能エネルギーの導入)について、一体的な実施を図る事業」に対する支援制度が平成25年度に創設され、その実施のために必要なエネルギー供給施設・ネットワーク、マネジメントシステム及び関連施設の整備等に必要な経費を国が支援するというもの。
採択された「赤坂一丁目 自立エネルギー型都市づくりプロジェクト」は、東京都港区赤坂1丁目地内の面積約9・7haにわたって実施される予定。同プロジェクトでは、既存地域冷暖房救急地域に隣接した再開発事業と連携し、高効率のプラント、CGSを導入することにより、地区全体での排熱利用、電力負荷平準化、BCPにも対応した分散電源システム等の実現。既存地域冷暖房としては初めて建物側空調と連携した中温冷水利用空調システムの導入等により、高度な省エネ・省CO2を実現するとしている。