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三菱商事 現地有力デベロッパーと協力 フィリピンで分譲住宅開発

2013.11.11 17:45

 三菱商事(東京都千代田区)は、フィリピンの大手住宅デベロッパーであるAlveo Land Corporation社(以下、アルベオ社)と共同で、マニラ首都圏での分譲住宅開発事業に着手することを発表した。両社は、三菱商事40%、アルベオ社60%の出資比率でフィリピン国内に開発会社を設立し、マニラ首都圏でも有数のビジネスエリアであるオルディガス地区にて、大規模な分譲マンションを開発する予定である。アルベオ社の現地での豊富な実績をベースに、三菱商事が日本国内での不動産開発事業で培った経験を生かすことで、分譲マンションの更なる質の向上を図り、商品の高付加価値化に貢献するとしている。
 フィリピンでは近年、高い識字率や英語力を生かしたBPO産業(ビジネス・プロセス・アウトソーシング=業務プロセスの外部委託)の拡大や、若い労働人口の増加に伴う、いわゆる人口ボーナス効果、GDPの約10%に及ぶOFW(海外出稼ぎ労働者)からの堅調な外貨送金にも支えられ、東南アジア諸国の中でもトップクラスの経済成長を遂げている。今後は中間所得者層の拡大に伴い、不動産分野でも品質への要求が高まるものと思われ、同社では日本の技術やノウハウが評価される市場環境になるものと想定している。




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