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LIXIL　既存の手動ドアを自動ドアに簡単リニューアル　改装用「オートドア　スリム100R」新発売

2013.11.18 17:00

　店舗市場では居抜き改装物件が増えており、バリアフリー化が標準となりつつある。高齢者や車椅子利用者に配慮して開口部をオートドアへ改装するニーズも高まっているという。
　そうした背景から、総合生活企業のＬＩＸＩＬ（東京都千代田区）は、既存のフロアヒンジドア（手動ドア）をオートドア（自動ドア）に改装できる改装用オートドア「オートドア　スリム１００Ｒ」を１２月１日から発売すると発表した。
　従来、フロアヒンジドアからオートドアへ改装するためには、既存サッシのガラス交換を行い、オートドアエンジンの取り付けを行っていたが、同製品は既存ガラスを生かしたまま、自動ドアへの改装を可能にした。施工イメージとしては、開きドアをはずし、そこへオートドア枠を設置。さらにオートドア本体をつけて完成となる。
　同社によると、従来の工事の手間を約４０％削減が可能だというが、ポイントとなるのは「既存額縁はつりレス工法」だ。腰壁仕様のフロアヒンジドア限定だが、既存サッシの枠をそのままにしてオートドア枠を新設できる画期的な工法である。また、既存サッシのガラスをそのままにオートドアエンジンの取り付けが可能になる「ガラス交換レス工法」を組み合わせて、工期の大幅短縮を実現する。
　また、これまで直付オートドアの見付寸法は１５０ｍｍが標準だったが、同製品では１００ｍｍを実現し、スッキリとした意匠性の高い外観となる。改装後も有効開口は変わらず、スクリーン仕様や腰壁仕様、ランマ付き仕様など、様々な仕様に対応できる。オプションには衝突や手指の挟み込み等の発生を低減する「ＴＳガードスクリーン」を用意する。