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インテリアプランニング 品質を保ちながら坪1万9000円で原状回復「定額制原状回復パック」を提案

2013.11.25 12:18

 リフォーム事業を展開するインテリアプランニング(東京都千代田区)が提案する、原状回復工事の品質を保ちながら施工コストを安価に抑える「定額制原状回復パック」が好調だ。
 同プランは高額になりがちな原状回復費用を坪単価1万9000円に抑えながら、豊富なインテリアリフォームで培った施工経験を生かし、競争力の高い仕上がりを実現する。プラン内容はクロスの貼り替え、天井塗装、ソフト巾木取り替え、タイルカーペット張り替えといった内装工事とエアコン・照明器具・窓サッシを含めた室内全体のクリーニング。これに加えて、残材処理や配線の撤去等も行う。工事の伴う搬入費や駐車場代、エレベーター養生代等の諸経費も含まれる。また、作業効率等の観点から、同社では最低17坪の物件から坪1万9000円で原状回復工事を請け負っており、フロア数が大きくなればなるほど割引される。一例では100坪の貸室なら坪1万7000円が目安となる。
 「原状回復工事の相場は坪2万5000円などと言われますが、一般的な原状回復工事の場合、PM会社や元請け業者を介在するため10~20%ほどのマージンが発生することでコスト高になっていましたが、当社は職人と直接契約するため適正なコストで工事を受託することができます」(代表取締役 本橋 真明氏)
 また、原状回復工事に加えてトイレ改修等のバリューアップ工事を合わせて行っている。原状回復工事はオーナー負担とはならないが、テナント入居時に障害になりかねない。リーズナブルな原状回復コストはリーシング時の付加価値になるのではないだろうか。




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