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【北海道】札幌市/エムエムエスマンションマネージメントサービス 「時計台」初の民間指定管理者を選定
2013.12.09 17:50
札幌市では11月22日、国の重要文化財である「札幌市時計台」(正式名称「旧札幌農学校演武場」)の指定管理者を選定・更新したことを発表した。選定されたのは、マンション管理会社であるエムエムエスマンションマネージメントサービス(札幌市中央区)。同市が「札幌市時計台」などの指定管理者を民間に委託することは初めてで、注目を集めている。
指定管理者の選定については、今年7月に募集要項や選定方法等について告知、10月の書類審査・面接審査、11月の応募者に対する再ヒアリングを経て選定された。選定は札幌市職員ほか北海道大学名誉教授や公認会計士など計5名の選定委員会委員で行われた。
札幌市はエムエムエスマンションマネージメントサービスが選定された理由として「当該施設の管理運営上大きな目的の一つである塔時計の保守管理並びに平等利用の確保、安定して施設の管理運営を担える経営能力と組織体制及び管理経費の縮減の点が優れていると高く評価された」としている。
指定期間は来年4月1日から平成30年3月31日の予定。今後は、平成25年第4回定例市議会で公共施設の指定管理者指定の件について議案が提出されることになっている。