週刊ビル経営・今週の注目記事
毎週月曜日更新
三井不動産 米・サンフランシスコでオフィスビル開発用地を取得
2014.01.13 17:23
三井不動産(東京都中央区)は8日、米国子会社を通じてサンフランシスコにおけるオフィスビル「(仮称)270ブラナン開発計画」の開発用地を取得したことを発表した。また、同社ではニューヨーク、ハワイに次ぐ3番目の拠点をサンフランシスコに設立し、米国西海岸エリアでの事業機会獲得及び事業推進に向けた体制を強化する。
「(仮称)270ブラナン開発計画」は、近年IT系企業などによる需要が高まっているSOMA(South of Market)地区に位置し、カルトレイン「サンフランシスコ」駅から徒歩圏内、かつ高速道路の出入口に近接した交通至便な立地環境にある。周辺のサウスビーチ地区は良好な住宅街であり、飲食店も多数あり職住遊が近接した良好なオフィス環境となっている。
同物件は、北・南の2棟構成で貸付面積約5099坪の中規模オフィスビル。IT系企業などが求める高い天井高、広いフロアプレートに加えて中庭などを備えた、従業員の知的想像力を喚起するような「クリエイティブオフィス」を計画している。なお、事業スケジュールは本年夏の着工、来年秋の竣工を予定している。なお、今回の計画はサンフランシスコにおいて優れた実績を有する現地デベロッパー「SKSインベストメンツ社」との初の共同事業となっている。