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住友不動産 「住友不動産千代田ファーストウイング」が竣工
2014.01.13 17:22
住友不動産(東京都新宿区)が千代田区神田神保町において開発を進めてきた、BCP(事業継続計画)対応を強化したオフィスビル「住友不動産千代田ファーストウイング」が竣工した。オフィステナントには、免震構造や非常用発電機実装といったビルのスペックが評価され、1社による全フロア入居が決定している。
都内有数のビジネスエリアを形成している神保町・九段下エリアは、同社の「千代田ファーストビル東館・西館・南館」といったオフィスビルに加え、「ホテルヴィラフォンテーヌ神保町」や「ベルサール神保町」といった施設が集積しており、同社グループが注力しているエリアの一つとなっている。竣工した「住友不動産千代田ファーストウイング」では、オフィス環境の快適性・機能性を高める設備のほか、BCPの観点から災害時などのトラブルに備えた諸設備・仕様が採用されている。建物規模は地上7階地下1階建て、敷地面積は1378・82㎡、延床面積は8887・54㎡である。
同物件の竣工にあわせ、9日には併設のイベントホール「ベルサール神保町アネックス」がオープン。同施設を手掛ける住友不動産ベルサール(東京都新宿区)では、神保町・九段下エリアにおいて3カ所目となる同施設を新たに開設することにより、更なる業容拡大を目指すとしている。