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東京電力 東電病院を東京建物に売却取得価額は100億円

2014.01.27 13:49

 東京電力(東京都千代田区)では経営合理化に伴う保有資産の売却を進めているが、東京都新宿区信濃町の「東京電力病院」についても競争入札による売却手続きを実施、23日に売却に関する契約を東京建物(東京都中央区)と締結した。同病院の引渡し予定日は3月31日となっており、今後引渡しに向けた諸手続きが進められる。
 「東京電力病院」は昭和54年の竣工で、地上7階地下2階建て。敷地面積5609㎡、延床面積1万6180㎡で、内科・神経科・外科など9つの診療科目を有し、施設の利用は同社社員とその家族、OBに限定されていた。同施設をめぐっては、前東京都知事であった猪瀬直樹氏が副知事であった平成24年6月に開かれた株主総会において、公的資金が投入されている同施設は売却すべきと指摘され、話題となっていた。
 東京電力の発表によれば、売却価額は100億円。今後は施設の閉鎖後に建物の解体工事が実施され、開発が行われる見通しだ。




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