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アパグループ 「広島」駅近くの開発用地を取得 地方中核都市への進出を加速

2014.02.17 10:42

 ホテル事業を中核とし、総合都市開発を手掛けるアパグループ(東京都港区)は10日、広島市南区京橋町でホテル開発用地を取得したと発表した。契約名義は「アパ株式会社」。
 同案件地は、JR「広島」駅から徒歩5分、広島電鉄「広島」駅電停を含む4つの電停から徒歩5分にあり、ビジネスや観光に適した交通アクセス至便な好立地に位置する。広島県内におけるアパホテルは全91室の「アパホテル 広島駅前」に続く2棟目となり、事業内容は設計コンペを実施中だが、客室数は600室を超え、大浴場を併設した大型ホテルになる予定だという。
 同社では平成22年4月1日に始動した中期5カ年計画「SUMMIT5(頂上戦略)」において、平成27年計画終了時に向けて東京都心で新築ホテル客室1万室、マンション30棟の事業展開を目指しているが、地方へのホテル供給も積極的に進めている。今月28日に開業予定の「アパホテル 小倉駅前」を皮切りに、今年は全国で8棟の開業を控えており、地方都市での既存ホテルの取得、フランチャイズ、提携ホテルによるアパパートナーホテルズの展開を含めて、今後も全国的なネットワークの拡大に向けて積極的な事業展開を目指すとしている。




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