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東京ビルヂング協会 アスベスト対策の重要性を解説

2014.02.24 17:42

 東京ビルヂング協会(東京都千代田区)は18日、定例の交流会「ビルキョウサロン(三火会)」を千代田区大手町の「大手町ビル」内、同協会会議室にて開催した。
 今回の「ビルキョウサロン」では、NB建設(横浜市神奈川区)の建築・リニューアル事業部、河野勝氏による「NB建設のアスベスト対策のご案内~ビル所有者にとってのこれからの吹き付けアスベスト対策の課題~」と題したセミナーが行われた。この中で河野氏は、「大気汚染防止法の一部を改正する法律が公布されました。これによれば、アスベスト飛散を伴う建物解体工事等の実施の届出義務者が工事施工者から発注者に変更され、発注者にも一部、アスベスト飛散防止の責任履行を求める内容となっています。また、日本工業規格によるアスベスト検出方法には欠陥があると国際標準化機構(ISO)が指摘したことで、アスベストが検出されなかった建物でも、ISO準拠によるアスベスト検出方法によって再検出される可能性もあります。まずは所有する建物にアスベストが使用されているかどうかの調査を入念にされることをお勧めします」と述べた。
 セミナー終了後には懇親会が行われ、参加した同協会会員は互いに意見交換や交流のひと時を楽しんだ。




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