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UDS 日本初の施設一体型フューチャーセンターを企画・設計
2014.02.24 17:37
現在、全国各地の各地方自治体では、「市民との対話」の重要性が高まり、フューチャーセンター(企業・政府・自治体などの組織が課題の解決を目指し、様々な関係者との対話を通じて、問題の解決手段を見つけ、相互協力の下、実践するために設けられる施設)に注目が集まっている。鹿児島県薩摩川内市は、次世代エネルギービジョンを平成25年3月に策定、次世代エネルギーに関して、市民の意識向上と対話を目指している。
その施策を推進する上で、UDS(東京都渋谷区)では、同市が建設を予定するスマートハウスにおいて「施設一体型フューチャーセンター」としての運用を事業コーディネーターとして企画・設計を手掛け、12日より建築工事の公告を開始し、今年7月に完成予定だ。なお、地方自治体運営での「施設一体型フューチャーセンター」は、日本初となる。
同市で建設するスマートハウス事業では、ライフステージに合わせた住まい方の仕組みと、市民の対話の場として、多様な用途で施設利用が可能なフレキシブル性の高い施設デザインを採用。運用面においても、完成後に専門のファシリテーターを設置し、積極的な対話の場を促進するための運営コーディネートを目指す。
UDSは、コーポラティブハウスやコワーキングスペースにて、これまで培ってきたコミュニティの対話による合意形成や街づくりの手法、様々なビジネスの将来ビジョンについてのファシリテート等の経験を生かした新規事業として、今後、企業や地方自治体の「施設一体型フューチャーセンター」の企画・設計・運営に積極的に取り組んでいく。