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インターコム 拠点単位で消費電力を管理 細部まで一元管理が可能
2014.03.03 16:02
インターコム(東京都台東区)は、ビルやテナント企業が器械単位で、省エネを実現できる新しいタイプの省エネソリューション「MaLion BEMS」を「第4回 国際スマートグリッド EXPO」に参考出展した。同社は省エネ管理における東京大学の研究開発プロジェクトに参加し、通信・セキュリティ・EMS(エネルギーマネージメントシステム)関連ソフトウェアの開発・販売を行っている。
今回、参考出展した「MaLion BEMS」は新築、既存を問わずビル、商業施設のテナント企業が大きな投資をかけずに、消費電力の削減が実現可能となるクラウドサービスである。PC運用管理システムとして既に多くの導入実績を誇る「MaLion」と連携することにより、照明機器や空調機器と併せて各PCの消費電力を管理することができ、省エネの効果を得られる。
「当サービスを導入することにより、部門単位、フロア単位、拠点単位での消費電力を管理することができるため、人がいない部屋で稼働している無駄な空調を切るなどの管理はもちろん、一つ一つの器械における消費電力の管理も可能となります」(取締役 松原 由高氏)
今日、ビル内での消費電力は照明機器と空調機器が約70%を占めている。照明器具はLED電球使用にすることで省エネを見込むことができるが、その他の電気器具は小まめに電源を切ることでさらに省エネ効果を見込める。同サービスを導入することで、より細かな部分の器械まで一元管理できコストカットや、改正省エネ法で求められるピークカット対策も可能となる。