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岡村製作所 全身にかかる負担を軽減
2014.03.03 14:56
岡村製作所(横浜市西区)は、近年主流となったモバイルPCワークに対応した「Shift(シフト)」を発売開始した。
「Shift」は、ノートパソコン作業の無理な姿勢を改善し、首、手、腰、脚の負担を軽減する。また低く傾斜したテーブルとセットで使用することで快適なプライベート空間を創出できる。
近年、オフィス内でもノートパソコンやタブレット端末を使うことが多くなってきている。しかし、一体化されたキーボードとディスプレイでは、首と手のどちらかに負担がかかる。このため、慶應義塾大学の山崎信寿名誉教授は、身体負担を低減するノートパソコンの配置条件と姿勢条件を探索し、低座面・後傾かつ身長差にも対応してむくみも軽減できる新発想の椅子とテーブル条件を提案。この研究結果を忠実に再現したチェアとテーブルが「Shift」である。 ノートパソコン作業中に多くみられる「前のめり」や「前滑り」姿勢を抑制し、首の直立と腕の自然な屈曲および膝裏圧迫の回避が実現でき、全身の負担を軽減。座面形状は、中央部の奥行きを小さくすることで小柄な人でも深く座ることも可能だ。また座面の外側の奥行きを大きくし、さらに傾斜をつけることで、大柄な人でも高いサポート感が得られるように設計されている。テーブルは天板に傾斜をつけることでキーを打ちやすくし、腕の負担を軽減する。またディスプレイが上がることで見やすく、首の負担も軽減することができる。
オフィスでのパーソナルシーンやフリーアドレスシーンだけでなく、コンパクトサイズのため自宅でも使用可能。