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三井不動産 「広島ボールパークタウン」A地区計画概要決定
2014.03.03 14:42
三井不動産(東京都中央区)は、広島市民球場周辺開発「広島ボールパークタウン」整備事業を推進するなか、2月25日、広島市議会において、A地区(西側)とB地区(東側)のふたつで構成されているうちのA地区の財産処分が決定し、2月28日に土地売買契約を締結したと発表した。
同計画のうち、平成23年に基本計画が承認されたB地区は、中国・四国地方で初出店となる「コストコホールセール広島倉庫店(平成25年3月開業)、「スポーツクラブ&スパ ルネサンス 広島ボールパークタウン(平成24年9月開業)」、「パークホームズ広島ボールパークレジデンス(平成26年1月竣工)」の3施設で構成されている。A地区では、B地区とのシナジー効果を発揮するような、多くの人でにぎわう施設を誘致することで、同計画の集客力を高め、計画地周辺の街づくりに寄与することを目指すとしている。プロ野球が開催されない期間なども含め、年間を通してにぎわいを創出する非日常的な空間を整備するとしている。
具体的には、プロ野球選手の練習風景を見学できる、プロ野球・広島東洋カープ(広島市南区)による「カープ屋内練習場」、広島市中心部の「ハレ」の場となるよう、ブライダルサービスを展開するアイ・ケイ・ケイ(佐賀県伊万里市)による「ゲストハウス型婚礼施設」のほか、三井不動産レジデンシャル(東京都中央区)による、球場隣接の分譲住宅「ボールパークレジデンス2.」の3施設で構成される。
A地区は、平成28年2月に全体が完成する予定となっており、「広島ボールパークタウン」のすべての施設が完成することになる。