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三菱地所 「大名古屋ビルヂング」商業ゾーン開発概要決定
2014.03.03 14:40
三菱地所(東京都千代田区)は、名古屋市中村区名駅3丁目において開発中の「大名古屋ビルヂング」の商業ゾーン(地下1階~地上3階・店舗面積約8500㎡)の開発概要を決定したことを発表した。発表は2月24日付。
キーテナントとして、三越伊勢丹グループの新しい中型編集店舗(セレクトストア)が、地下1階~地上2階の一部(店舗面積約3000㎡)に出店することが決まった。商業ゾーンの開発コンセプトは、「D・N・A(大・名古屋ビルヂング・アドヴァンス)」。約半世紀にわたって「名古屋」駅前のシンボルとして親しまれてきた旧「大名古屋ビルヂング」のDNAを受け継ぎながら、「新しさ」、「非日常性」などの新たな付加価値を提案・創造して、「名古屋」駅前の新しい顔にふさわしい複合施設を目指すとしている。
地下1階から地上3階の商業ゾーンは、地下1階で地下街に直結し、全体で約80店舗が出店する予定である。アパレルや雑貨、食品、飲食などバラエティに富んだ業種構成とする計画となっている。
地下1階から地上2階には、三越伊勢丹グループがキーテナントとしてセレクトストアを出店するほか、「丸ビル」、「新丸ビル」をはじめ、都心型商業施設開発を通じて、都市生活者に向けたライフスタイルの提案「東京・丸の内スタイル」を発信し続けてきた三菱地所のテナントネットワークと、名古屋市や中京圏で愛されている地元専門店を融合・進化させ、名古屋「発」・名古屋「初」という、これまでにないテナント構成にするとしている。
同社は、平成29年秋の開業に向けて、これから本格的なリーシングを進めるとしている。