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ミラクール 塗装するだけで省エネ効果を見込める 10℃以上室内温度が変化

2014.03.10 13:38

 太陽エネルギーに含まれる近赤外線を反射することで、屋根や壁の温度上昇を抑制する高性能な遮熱塗料「ミラクール」を販売しているミラクール(東京都中央区)。今回、同社は戸建用遮熱塗料に新色をラインアップした。
 営業部建築塗料グループリーダーの浅岡建史氏は新色をラインアップした理由について次のように語る。 
 「太陽光は主に2種類の熱エネルギーに分けられます。人の目にも見える可視光線と、見ることができない赤外線です。従来の製品で有している赤外線の有効反射の機能はそのままに、可視光線に対する反射機能を高めています。新たに加えた明度の高い色を使用することで、二つの太陽光を反射することが可能となり、従来品よりも効果を見込むことができます。また、カラーバリエーションを増やすことで、多様化するニーズに対応することもできます」(浅岡氏)
 同製品の特徴は、塗装するだけで温度を安定させられるため節電対策にも貢献するところにある。建物条件によって異なるが、蓄熱を抑えることで、空間の温度を10度以上抑えることも可能であり、実際に同製品と他社製品が使われている現場で比較した際には、耐久性・遮熱効果・省エネ効果が優れていることが実証されたという。
 「塗装当時は、二つの製品に差は見られませんでしたが、数年後に性能を比較すると他社製品よりも汚れや、塗装の剥がれ等が少なくしっかりと機能していました」と同氏。
 「当製品は、屋根の防水工事や塗装を行うタイミングで使用するお客様が多くいます。ビルの最上階に住まれているオーナーや、テナントを構えている方の直射日光が熱いという悩みを当製品では解決できます」(浅岡氏)




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