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大京/トヨタホーム/中電不動産/長谷工コーポレーション 4社共同事業によるまちづくりプロジェクト竣工

2014.03.17 11:03

 大京(東京都渋谷区)、トヨタホーム(名古屋市東区)、中電不動産(名古屋市中区)、長谷工コーポレーション(東京都港区)が共同開発した「ヴィアーレ星ケ丘の森」(総戸数220戸)が、今月13日に竣工した。
 「ヴィアーレ星ガ丘の森」は、地下鉄東山線「星ケ丘」駅より徒歩17分という場所に位置し、中部電力の社宅・寮跡地の「ブロックリノベーション(街の刷新)」として開発された。1万2000㎡という広さの敷地に、名古屋市との協議により、「再開発等促進区」の認定を受け、東山丘陵の緑豊かな森や、周辺住宅と調和した、潤いあふれる生活街区の創造をテーマとしてつくられたプロジェクトだ。
 ブロックリノベーションとは、欧米では都市再生のひとつとして定着している手法で、大きな街を、ひとつのテーマに基づき、まるごと再開発することを指す。
 一昨年に竣工した北街区の「ヴィラス星ケ丘の森」(総戸数278戸)に続き、今回の南街区「ヴィアーレ星ケ丘の森」の竣工とともに、街区全体で総戸数498戸の再開発が完成。開発にあたっては、(1)東山丘陵や第一種低層住居専門地域(一部第一種住居地域)である周辺の住宅地と調和した生活街区を創造する、(2)地域生活に貢献できる「まち」であるために、地域共生をテーマとして、歩道の設置や木々の植栽、住宅地になじむ外観デザインなど、街と緑に溶け合うまちづくりを目指し、「みち・にわ・いえ」の三つの空間を一体化する設計を施した。
 その他、共用施設や環境、住居者サービス、防犯、災害対応などの充実も図った。




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