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大建工業 業界初となる開閉機構のドア

2014.04.07 16:57

 大建工業(大阪市北区)は、トイレ空間の広さは従来のままでも広い開口幅を確保し、車いすでの入室や介助を容易にすることを可能にした、業界初の開閉機構のトイレ用ドア「ひきドア」を開発した。高齢者住宅・施設向け建材の「おもいやりシリーズ」のラインナップとして6月23日より販売開始する。
 「ひきドア」は、通常の連動引き戸のように、にぎりバーを握って横方向に引き、にぎりバーに組み込まれたボタンでロックを解除することで、通常の片開きドアのように手前に開き、最大1135mmの開口幅を得ることが可能。トイレの側面を広く開放することで、便器の近くまで車いすに座ったまま移動し、そのまま便器への乗り移りが可能になるため、要介護者を抱えて移動する必要がない。
 また、便器横を介助スペースとして活用できるので、脱衣や移乗介助が空間に余裕を持って出来るようになっている。トイレ側面を広く開放するため、トイレ内を隅まで掃除しやすく、トイレ機器のメンテナンスが手軽にできるようになっている。




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