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YKK AP 冷房費・CO2排出量を約23%削減

2014.04.14 15:59

 YKK AP(東京都千代田区)は、昨今の電力需給問題による全国的な省エネ意識の高まりや、住宅の断熱性能と健康との関わりを指摘する研究も増えるなど、より一層の断熱性能の向上に対する需要は大きな高まりを見せているなか、窓の外で日射を遮蔽する上吊引戸形式のルーバー「日射遮蔽スライディング オープンルーバー」を今月1日に発売し、窓の断熱性能を高めることで、空調設備等への依存を少なくし、快適な住環境を実現できる「小エネ(ローエネ)な暮らし」の提案と普及を図る。  同製品の日射遮蔽効果は、夏季には、ルーバーを閉じて直射日光を遮蔽することで、高い日射遮蔽効果を発揮。冬季には、角度が低い日差しを取り込み、室内をほどよく暖め、同製品を収納すれば更に多くの日射熱を取り込める。アルミ樹脂複合窓(複層ガラス)の住宅に同製品を導入した場合の効果は、年間での冷房費およびCO2排出量は約23%の削減、高断熱樹脂窓「APW330」とともに導入すると効果は更に高まり約39%の削減を実現する。また、“すだれ”のように隙間の小さい日射遮蔽商品は風を通しにくくなるが、同製品は、風が通過できる隙間が確保された構造であり、通風にも適している。夏場の夜間や春や秋などの中間季には窓を開けた自然換気により、快適な住空間を実現する。




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