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エコナビスタ 高齢者の孤独死を防ぐ見守りシステム
2014.04.21 13:56
住宅設備機器の制御技術と大阪市立大学での研究をもとにした様々なシステムの開発を行うエコナビスタ(東京都千代田区)が、高齢者向けの見守りシステムを発売した。
「見守りアラートナビ」は、一人暮らしの高齢者の健康状態や安否を感知して知らせるシステム。ベッドに入った時間やベッドを離れた時間のほか、睡眠中か否かも判断可能なベッドセンサーや、トイレの使用時間・回数を把握できる人感センサーなどを設置し、健康状態が悪化する前にその兆候を捉えることができる。
万が一の際は緊急通報スイッチのほか、異常を感知して通報される自動アラームシステムも完備。データの蓄積による分析も可能で、個人ごとの生活リズムを中長期的に把握することもできる。
データはパソコンのほか、スマートホンやタブレットでも確認可能。高齢者施設での利用を想定した「ライフリズムナビ」も用意されており、導入が進んでいる。同社取締役営業部長の亀田徹氏は「生活データの蓄積は、予防医学の見地からも有効です。従来型の見守り装置と違い、『万が一』が発生する前に対応できるのです」と話す。社会問題化している孤独死の防止にもつながるシステムといっていいだろう。