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大和ハウス工業 環境配慮型次世代オフィス「大和ハウス富山ビル」運用開始

2014.04.21 13:41

 大和ハウス工業(大阪市北区)は、平成25年9月より、富山市の割烹「銀鱗」跡地において環境配慮型次世代オフィス「大和ハウス富山ビル」が4月11日に竣工したことを発表した。
 同社は、法人客向けの建築物について、平成33年までに環境負荷ゼロ(運用時のCO2排出量ゼロ)を目指す「Smart Eco Project(スマートエコプロジェクト)」をスタートさせ、その第1弾として平成2年当時の同社建築物と比較し、CO2排出量を最大約50%削減可能な環境配慮型のオフィス「D’s SMART OFFICE(ディーズ スマート オフィス)」を平成23年7月より販売。好評を得ている。そしてこのたび、プロジェクト第10弾として、環境配慮型次世代オフィス「大和ハウス富山ビル」の運用を開始することになった。同ビルは、経済産業省が実施した、平成25年度「ネット・ゼロ・エネルギー・ビル実証事業」に同社事務所ビルとして初めて採択された建築物である。屋上と壁面には、24・5kWの太陽光発電システムを設置。ピークカット、BCP対策として15kWhのリチウムイオン蓄電池を導入した他、壁面緑化等の環境アイテムを設置することができる多機能タイプの外装フレーム「D’s フレーム」等の環境配慮技術を導入している。
 今回採用した環境配慮技術を、次世代オフィスの開発に活用していくとともに、同事務所をショールームとしても活用していく。




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