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パナソニック 空気調和・衛生工学会 特別賞「十年賞」受賞
2014.04.28 12:50
パナソニック(大阪府門真市)が所有する「パナソニック東京汐留ビル」。建築企画段階から竣工後の最適なビル運営・管理を強く意識して建設されたオフィスビルだ。
今回、パナソニックエコソリューションズ社(大阪府門真市)、日建設計(東京都千代田区)、高砂熱学工業(東京都千代田区)、パナソニックESエンジニアリング(大阪市中央区)、パナソニックESファシリティマネジメント(大阪府門真市)の5社連名で、第14回空気調和・衛生工学会特別賞「十年賞」を受賞。
平成15年1月の竣工以来、10年間に渡るデータ分析と評価に基づくエネルギーマネジメントの改善活動に取り組んできた。エネルギー消費原単位は毎年連続して前年を下回り、平成24年度は初年度比47・7%の省エネを達成した。また、契約電力は竣工時比41・3%の削減を実現するなど、継続的発展が可能な省エネを実証、実現したことが高く評価された。平成25年度実績では、初年度比50・3%の省エネを達成している。
同ビルの省エネ手法は他の建物への水平展開が可能とのこと。同社は今後も同活動を継続するとともに、エネルギーマネジメント事業を通じて継続的発展が可能な省エネの実現に貢献していく方針である。