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帝人/初田製作所/フロンティア 約50%の軽量化を実現し持ち運びも簡単に

2014.04.28 12:36

 帝人(大阪市中央区)と初田製作所(大阪府枚方市)、フロンティア(長野県上田市)は、本体容器素材に透明樹脂を採用した蓄圧式ABC粉末消火器を、世界で初めて共同開発し、5月上旬より、初田製作所が「CALMIE(カルミエ)」の商品名で、全国のディーラーを通じて販売を開始する。
 本体容器の素材として採用された帝人のPEN樹脂「テオネックス」は、耐腐食性・耐候性・耐薬品性などの耐久性が高いため、本体容器の腐食を原因とする破裂事故が起こりにくく、促進耐候性試験でも、経年劣化が20年以上起こらないという結果が出ている。また、破壊時にも本体容器が粉々に砕けることがないため、万が一、破裂した場合にも破片が飛散しない。さらに、融点が約270度と金属に比べて低いため、火炎に接触した際にも、内圧が上昇する前に容器が溶けてしまい、爆発に至ることがない。「CALMIE」は、ユーザーへの思いやりを積極的に具現化したユニバーサルデザインの消火器となっている。「軽いものほど使用しやすい」という設計思想に基づき、本体容器の素材を樹脂化することによって本体容器の約50%の軽量化を実現しただけでなく、人間生活工学とモニター調査に基づいて火災時に持ち運びやすくし、消火薬剤の放射時に握る力をかけやすい太さと形状のレバー、消火作業中に消火薬剤の放射方向を定めやすいように持ち手を付けたホースなど、使いやすさを極めた設計になっている。




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