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東京建物 大手町に新たなランドマークが誕生

2014.05.12 17:10

 東京建物(東京都中央区)の連結子会社になることが予定されている東京プライムステージが千代田区大手町一丁目で開発を推進していた「大手町タワー」(地上38階地下6階塔屋3階)が4月30日に全体竣工した。  平成25年10月2日にオープンした商業ゾーン「OOTEMORI(オーテモリ)」もアパレル雑貨やオーガニックコスメなど新規5店舗を導入し、今月21日に第2期グランドオープンを迎える予定となっている。
 同ビルの最大の特徴は、敷地全体の約3分の1に相当する約3600㎡におよぶ「大手町の森」だ。「都市を再生しながら自然を再生する」という開発計画のコンセプトを具現化した、都市開発における新たな試みとのこと。今回の全体竣工により、地下2階において東京メトロ東西線、丸の内線を結ぶ連絡通路東面の工事が完了し、第2期オープン店舗のファサード上部に段丘状の緑化空間、さらに地上部と接し自然光が差し込む大きなガラスウォールが出現することになる。これにより、すでに完成している「大手町の森」側からと合わせて高さ15mの吹抜け空間である連絡通路及びプラザの東西両面から自然光が差し込み、地下とは思えない明るく開放的な空間を整えた。
 同ビルの敷地面積は1万1037・84㎡、延床面積は約19万8000㎡、高さは約200mとなっている。大手町に新たなランドマークが誕生した。




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