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トライテクノス タイルカーペットのクリーニング事業を開始

2014.05.19 16:16

新品同様に再生可能
 「実際に目の前で見てもらうと、その洗浄能力に誰もが驚きます」とは、清掃会社トライテクノス(東京都墨田区)の代表取締役、土肥大樹氏の言葉。今年3月から同社が展開している「タイルカーペットクリーニング事業」についての感想だ。
 清掃会社として同社が行う差別化戦略のひとつが「最新の清掃機器を導入する」ことだ。物件ごとに最もよい清掃作業提案を行うためであり、発注者の清掃作業の選択の幅を拡げることを目的としている。
 その一環で同社が新たに開始したのが「タイルカーペット再生クリーニング事業」だ。導入したのは蔵王産業(東京都江東区)が開発したタイルカーペット清掃機「バルチャーオートゼロ」である。大型の機材だが運搬車に搭載して直接、現場にて施工を出来る体制を整えた。
 既存のタイルカーペットを差し込むだけで、洗浄から汚水回収まで全自動で行い、毎時100枚(25m2)~160枚(40m2)まで対応可能。「クリーニング」と名付けるだけあり、その洗浄力は圧巻だ。
 「タイルカーペットの定期清掃では洗浄が追い付かない物件や様々な問題から良い結果につながっていない物件が多々あります。しかし、当清掃機器を用いれば、いままであきらめていた”きれいにならないカーペット”でも新品に近い状態まで『再生』することが可能でした」(土肥氏)
 すでにクチコミで複数の管理会社が採用しており、特に共用部分のタイルカーペットを洗浄するために活用されているという。  「特に共用部分の清掃コストを削減するビルが増えており、定期清掃は年に1~2回程度のビルが増えています。しかし、歩行人数が多い共用部では年1回程度の定期清掃ではタイルカーペットのメンテナンスは不十分。4、5年でカーペットを交換しなくてはなりません。しかし、カーペットを交換するとコスト負担が大きいため、当社のサービスが求められているようです」(土肥氏)




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