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トルネックス 換気効果が1年持続

2014.05.19 16:15

 世界150以上の空港で採用されている、喫煙所システムや業務用電子式集じんフィルタを製造・販売するトルネックス(東京都中央区)は、電子式集塵フィルタ搭載の「トルネックス外気清浄機」の新モデルを開発し5月30日から販売を開始する。
 平成19年7月以降、建築基準法ではシックハウス対策として24時間計画換気が義務化され、家全体の空気が2時間で1回入れ替わるようになった。その結果として、周囲の環境が健康被害を及ぼすといわれているPM2・5、黄砂、DEPなどに汚染されている場合、汚染空気を強制的に家の中に取り入れる仕様となっている。
 一般的なろ過方式フィルタでは小さい粒子を補修するために、フィルタの目を細かくする必要がある。しかし、時間が経過するほど汚れが蓄積しフィルタが目詰まりするため風量が低下し、建築基準法で義務付けられた計画換気の大きな妨げになってしまう。室内に侵入する汚染物質問題を解決するため、同社は全ての取入外気をフィルタリングして正常する戸建て住宅業界初の電子式集塵フィルタの開発に取り組んだ。
 同社はフィルタリング時における空気抵抗をさらに小さくすることで使用開始から1年後も換気量が変わらない唯一のフィルタを生み出した。しかも、高い集塵効果が1年後も持続され、0・3μmの粒子径サイズを最大95%集塵するようだ。また、難しいとされた高湿度の空気も効果的に集塵し、きれいな空気が家全体に行き渡るような設計もされているとのこと。同製品は5月30日から東京ビックサイトで開催される「朝日住まいづくりフェア」に初出展されるとのことだ。




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