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イオンモール 群馬でも新モール開発がスタート
2014.05.19 16:07
イオンモール(千葉市美浜区)は5月12日、今年3月31日に閉店したJR「高崎」駅前の商業施設「高崎ビブレ」の信託受益権を購入し、跡地および周辺地域を一体化させた新たな大規模商業施設「(仮称)イオンモール高崎駅前」として出店することを決定したと発表した。
同社では「高崎」駅周辺地区について、近年実施された土地区画整理事業や市街地再開発事業、街路事業の実施等によって都市改造事業がすすめられたとし、その結果として上越・北陸新幹線をはじめとする鉄道網や幹線道路網に優れた交通ターミナル都市としての発展が期待されているエリアと位置付けている。
新しい施設について同社では「魅力ある地域拠点となるため、高崎市が進める周辺整備計画と連携した施設整備・運営を行い、地域の賑わいの創出を図る」としている。
同社運営の商業施設としては「高崎」駅からバスで25分ほどの同市棟高町に「イオンモール高崎」がすでに営業しており、商圏のバッティングが懸念される。新たに誕生する施設は既存施設との差別化がポイントとなるが、同社は新施設について、既存モールとはコンセプトの異なる多層型商業施設を建設し、駅前立地ならではの「高崎市の顔」を目指すとしている。
「(仮称)イオンモール高崎駅前」は敷地面積約7400㎡、延床面積は4万5000㎡ほどを想定し、平成28年度の開店を予定している。