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ジョンソンコントロールズ マクロ作成・プログラミング不要の見える化システム

2014.06.16 16:45

 ジョンソンコントロールズ(東京都渋谷区)は、ビルのエネルギー関連データを「見える化」するソフトウェア「EneWorks」の新版を今月より販売開始した。新版ではビル内に置いたサーバーにインストールして利用する従来のオンプレミス型の利用形態の他、クラウド型の利用形態を選択可能にした。
 「EneWorks」は同社のMETASYSビル管理システムなどからデータを取り出し、「見える化」するソフトウェア。ビル管理者には日々のエネルギー使用量を監視し、無駄やムラを見つけ出す他、ライフサイクル全体にわたるコストを引き下げることが求められている。そのためには、管理システムから得られるエネルギー使用量や機器の運転時間、効率、温度など多数のデータを解析し、改善提案を作り上げなければならない。
 同システムは膨大なデータを容易に解析できるよう、解析用のテンプレートを多数用意しており、マクロ作成やプログラミングも不要となっている。BEMS解析指針テンプレートの他、国土交通省、空気調和・衛生工学会推奨解析テンプレートなどを利用できるため、公的機関に提出するレポート作成にも役立つ。  




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